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  • 2011.04.22 Friday
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出発

美術担当のサカイです。
雪舞う中での公演が終わって数ヶ月、春も半ばを過ぎようとしています。
サッカリンの作家たちも、それぞれのホームグラウンドに戻り、すでに公演を終えた者も何人かいます。
公演総括をまとめてくれた樋口さんも、一年間の演劇勉強のため、東京へと旅発ちました。
関わった俳優・スタッフ・お客様の中で、今回の作品が何らかの刺激になりえたなら、嬉しく思います。
「女性」や「関西」や「作家」といった視点を通すことによって個々の創作をあらためて再確認する、というのがサッカリンの意義だと、個人的には考えています。
美術担当者としては、ドーンセンターのパフォーマンススペースという、決して演劇発表には向いていない場所で公演できたことが刺激的でした。
あらゆる場所で、表現は出来る。
どんな場所でも、劇場に出来る。
またどこかで、お会いしましょう。


「そのどこかに男たちはいたという」公演写真








「その鉄塔に女たちはいるという」公演写真







その2

男たちの反省。
というか。それぞれが短編を書く。書いただけだという反省です。短編をバラバラに渡してしまったなということです。私たちがすっ飛ばしていた部分は、短編を書き、それをまたもう一度私たちに戻して、再構成して上演戯曲にしてから演出に渡すべきだったなと思いました。「好きにしてね」というのは、なんでもいいと同じだと。なんでもいいは、実はなんでもよくないと同じことだから。だから少なくとも、テキストを読んだときに条件が伝わらなければならないはず。作家それぞれの短編をどうつなぐのかが演出の仕事だと思うので、と安武くんは言ってくれたけど、少なくとも今回は上演台本にするところまでは私たちの仕事だったと思う。その上演台本を、解体したり、また構築したりするほうが演出の仕事なんだと思う。その手前のものをどさっと渡してしまったことを反省。 樋口ミユ

あたしがおもうのは。

女たちの反省。
というか。風花で話している最中に、もやがかかった頭がすごくクリアになった瞬間がありました。 コミックガールズたちの距離感。 チームとしては、公演のときの距離感でいいと思うのです。 だけど、反省点にあった「こういうやりとりって、あんまり女ってしないよね」 という感覚を飛び越えるための距離感はなんだろう? ふと思ったのは、家族じゃないのかな。ということでした。 これって家族に置き換えても可能だったんじゃないかと思ったのです。 身内とのナンダカ、イヤなやりとり。恥ずかしいやりとり。 もうおかあさんやめてよ、みたいなやりとり。 おねえちゃん、なんでよ、みたいななりとり。 台本を目の前にすると、どうにかそれを立ち上げよう立ち上げようとやっきになります。 だから真向から考えることしかできなかったな、という反省。 役者のときにこそ、首をかしげて違う風景を切り取ることをしなきゃいけないのに、 ものすごく台本につっぷしてたな、という反省。 ある人から 「戦地に女が慰問にいって、あのバニーの衣装なんか着て、それ
だとどうなるのかを考えていない」 と、お叱りをうけた。参考:地獄の黙示録 それはずいぶんとマッチョな意見だとわたしは思うのだけど、慰安婦じゃないよと思うのだけど、そこまで考えていなかったことを恥ずかしいとも思った。

Bプロ(男たち)の反省点

大きくはふたつ。ひとつは、Bプロがどんなものであるのかを宣伝する3行説明が不足しすぎていた。一口に、どんな公演なのか、見どころはどこか、その情報宣伝の弱さを反省。
それは、もとをたどると、「男たち」の台本につながってくる。それがふたつめ。まず、もっと(書くための)条件を絞り込むべきだった?作家からの反省としては、それぞれが短編を書きそれを演出と役者に、「よろしくお願いしまーす」と、どかんと預けっぱなだったということ。

演出安武くんの意見として、演出家として何を求められているのかわかりにくく、不安であった。もしかして、もっと(戯曲を)バラバラに解体することを期待されているのでは?と考えたり。しかし今回は、戯曲を立ち上げることをしようと思った。


企画の反省としては、男と女のふたつの公演が同時進行するので、プロデューサーのような、全体を見る視点が必要だった。役者や演出、作家とは違う立場の人間の視点がいる。大きな企画になればなるほど必ず必要になる。サッカリンとしては、大きな公演をするよりも、小さな公演を長くやってみてはどうかという意見が出た。1年という期間ではなく2年、3年の時間をかけて一つの作品に取り組んでもいいのではないか。そしてオーガナイズする人間を置くこと。


Aプロ(女たち)の反省点

★観劇してくれた女の人たちからの感想として、(舞台での)反応が女っぽくない。
★やりとりも女っぽくない。
★女の人たちだからといって、舞台を飾りたてなくてもよかったのでは?

この感想を聞いて、反省会での展開は、もともと私たちは女のやりとりをしようと思って作っていたのだろうか?実際に、稽古場でも違和感を感じ、女たちはこういうやりとりをするだろうかと話し合った。(男女の違いというものについて)もともとの台本の書き換えることをするべきだろうか、という話もした。しかし、私たちの出した結論は役者で立つときに違いを出そうということになり、台本の書き換えはしないと決めた。稽古を重ねながら、違和感を感じれば自分が納得できるように台本を落とし込んで、それは自分は納得できても、観客を納得させるところまではいっていなかったのではないだろうか?
思えば、去年の5月から話し合いや稽古を始め長い時間をかけたサッカリンの公演だったけれど、この企画の取り組みとしてはもっと時間が必要だったのではないか?


報告

110326_2350~01.jpg
サッカリン公演終了後の反省会の議事録 反省会なるもを議事録としてblogにあげるまでが公演です。

その後、それぞれ個人の感想・反省などがupされていくことと思います。 とりあえずは、3月25日のまとめ。

出席者/記録樋口
土橋淳史
安武剛
棚瀬美幸
樋口ミユ
芳崎洋子
竜崎だいち
(遠坂百合子は欠席)
サカイヒロト(
場所が風花にて。営業中ですので接客が主です)

作家5人が全員そろいたかったのですが、これ以上延びると反省会事態が出来なくなるかもしれないので、遠坂さんには状況を芳崎さんがメールしてくださいました。

作品作成に関しての反省会。
女たちの公演と、男たちの台本についてに議題を絞りました。 走り書きの記録ノートをもとに作成いたします。

追加、付け足し、横やりなどございましたら、出席者の皆様ぜひ。

公演情報

■→期間限定サッカリンとは

■→作品紹介

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■→チケット予約
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